0目次はじめに
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毎朝朝食をつくって、こどもたちが食べているあいだに洗濯ものを干して、自分の出勤の準備もする…。Working motherの朝は息をつく暇もないくらい慌ただしいですよね。休日の朝ぐらいはコーヒーと焼きたてのパンを食べながら、ゆっくりとリラックスして過ごしたいものです。
我が家は9年ぐらい、週末だけホームベーカリーのGOPAN(Panasonic)を使って焼きたてのパンをいただいています。米粉ではない、生のお米から作るお米パンは、もちもちしていて本当においしいです。ただ毎回、GOPANが米粒を砕く、「ミル」という工程時の音が大きく、お米パンの表面が固く焼きあがるのがずっと気になっていました。
そこで、約10年前に購入して以来、ホームベーカリー事情について気に留めていませんでしたが、GOPANも2019年に生産終了となってしまい、そろそろ我が家のGOPANも替え時かな、と思いホームベーカリーの最新事情についてまとめてみました。
ホームベーカリーとは
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ホームベーカリーは、生地作りから焼き上げまでを自動で行うパン焼き機です。一般にパンケースと呼ばれる容器に材料をセットしてスイッチを入れるだけで、家庭で手軽に食パンを焼き上げることができます。夜寝る前に材料をセットすれば、タイマー機能を使って、朝起きてすぐ焼き立てのパンをいただくこともできます。また、生地をこねる⇒一次発酵の工程までをホームベーカリーで行い、あとの工程(分割・丸め⇒ベンチタイム⇒成形⇒二次発酵⇒焼成)は自分の手で行い、食パン以外の好みのパンをつくることも可能です。
選びかたのポイント
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ホームベーカリーってどのようなポイントで選んだらいいのか、迷いますよね。そこで、主な選び方のポイントについてまとめました。
容量で選ぶ
ホームベーカリーで食パンを焼く場合、材料をセットして焼きあがるまで、平均で3~4時間かかります。1回目を焼き終わり、2回目を焼く場合、半日以上間をおく必要があったりと、すぐに2回目を焼くことができないため、1回で焼き上げられる容量は重要です。一般的には1斤サイズが主流ですが、1.5斤や2斤まで対応した機種もあるため、家族の人数などを考慮したうえで選ぶ必要があります。
食パンの焼き上がり時間で選ぶ
ホームベーカリーで食パンを焼き上げる時間は、平均3~4時間です。ただし、中には「早焼き」コースを搭載した機種などもあります。標準コースの焼き上げ時間も機種によって開きがあるため、比較して選ぶ必要があります。
調理機能で選ぶ
基本的には家庭で食パンを焼き上げることを目的としたホームベーカリーですが、おなじ食パンでもGOPANのように米からパンをつくることができる機能をもつものもあったり、パン以外にも、ピザ生地やうどん、パスタ、餅、ケーキ、ヨーグルトや納豆なども作ることができる機種も多くあります。各機種のメニューを比較して、必要な機能が搭載されているものを選びましょう。
本体サイズ・重量で選ぶ
ホームベーカリーのサイズをチェックして、キッチンなどの設置スペースや収納場所に合わせて購入しましょう。思いのほか本体の重さが重く、女性一人で持ち運ぶのも大変な機種もあるため、設置場所の移動が必要な場合には、重量や持ち手の有無についても確認が必要です。
具材・イーストなどの自動投入機能有無で選ぶ
機種によって、具材・ドライイーストを自動的に投入する機能の有無が異なります。材料とドライイーストを入れる容器が別々になっていない機種は、最初からイースト菌と材料を一緒に入れて焼くタイプです。容器が別々になっている機種は、生地をねかせたあと、ねる工程の前に自動的にドライイーストを入れてくれるタイプです。イースト菌はパンをふっくら焼き上げるためには欠かせないもので、ドライイーストがちょうどよく発酵してくれるようにタイミングを見て入れる必要があります。最初から材料と一緒にイーストを入れてしまうと、ふくらまなかったり、イースト菌のにおいが強くなったりしてしまうので、自動投入機能ありの機種がおすすめです。
ホームベーカリーについてのQA
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ホームベーカリーを購入するにあたってちょっとした疑問をまとめました。
ホームベーカリーを使用する際にデジタルクッキングスケール(電子はかり)は必要?
おすすめのホームベーカリー ランキング
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小さいこどもが2人がいる、4人家族の家庭がホームベーカリーを買うなら?という前提で、使い勝手や価格面などの視点から選んでみました。
1位 Panasonic SD-MDX102
特徴
「パン・ド・ミ」=パンの皮が薄めでぱりっとした食感、パンの中身を愉しむためのパンが、おうちで作れるというのが魅力のホームベーカリー。人気の高級生食パン専門店・「乃が美」監修の「おうち乃が美」がつくれる。イースト自動投入機能はもちろん、レーズンやナッツなども自動で投入して、まんべんなく生地に混ぜ込んでくれる機能もついている。早くパンを焼きたいニーズにこたえて、60分でパンが焼ける機能もついている。
価格帯:△ 33,980円~49,800円
焼き時間:〇 主な食パンは4時間~5時間かかるが、60分パンという時短機能あり
メニューの豊富さ:◎ 41種類
イースト自動投入:〇 自動投入機能あり
予約タイマー:〇
音の静かさ:◎ 非常に静か
重さ:△ 6.2kgで女性が運ぶことは可能だが、重く感じる
特徴
パンが2斤まで、餅は1升まで一度に作ることができ、食べ盛りのこどもがいる家庭には重宝する。基本機能はSD-MDXと同じく、「パン・ド・ミ」はもちろん、「レーズン・ナッツ自動投入」機能がついており、レーズンパンがタイマーで焼ける。早くパンを焼きたいニーズにこたえて、80分でパンが焼ける機能もついている。
価格帯:△ 26,270円~35,450円
焼き時間:〇 主な食パンは4時間25分~5時間25分かかるが、80分時短機能あり
メニューの豊富さ:◎ 40種類
イースト自動投入:〇 自動投入機能あり
予約タイマー:〇
音の静かさ:〇 途中、イースト菌を自動投入するときに大きい音がする
重さ:△ 6.9㎏で、女性が運ぶことは可能だが重く感じる
特徴
IHの高火力で一気に焼き上げるので、香ばしい本格的なハード系パンを焼くこともできる。米粉100%無添加グルテンフリーのパンが焼ける(別売りの専用粉あり)。型と角食パンが焼ける。(角食パンケースは別売り)
価格帯:△ 23,530円~40,500円
焼き時間:〇 主な食パンは3時間30分~4時間20分だが、早焼き食パン機能を使うと1時間50分で焼ける
メニューの豊富さ:◎ 36種類
イースト自動投入:〇 自動投入機能あり
予約タイマー:〇
音の静かさ:〇 途中、イースト菌を自動投入するときに大きい音がする
重さ:△ 5.9㎏で、女性が運ぶことは可能だが重く感じる
特徴
シンプルな機能で、ボタン操作も簡単。1斤・1.5斤・2斤と3種類のサイズが選べる。ホームベーカリー初心者には簡単に焼けるのが魅力。
価格帯:〇 12,800円~16,390円
焼き時間:△ 主な食パンは4時間~4時間57分 2時間38分の早きパン機能もある
メニューの豊富さ:△14種類
イースト自動投入:×
音の静かさ:△ マナーモードは付いているが、わりと大きい音がする
重さ:◎ 4.2㎏で、女性でも軽く運べる
特徴
お手頃な値段で、ホームベーカリー初心者でも購入しやすい。シンプルな作りで操作性に優れている。1斤と1.5斤の2種類の対応が可能。
価格帯:◎ 6,200円~9,900円
焼き時間:△ 主な食パンは4時間25分~4時間45分だが2時間50分の早焼き機能もある
メニューの豊富さ:△ 16種類
イースト自動投入:×
音の静かさ:× かなり音が大きい
重さ:〇 4.2㎏で、女性でも軽く運べる
休日にホームベーカリーで焼きたてのパンとコーヒーを
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最近のホームベーカリーは、一昔前に比べるとずいぶん性能がよくなっていて、メニューも豊富で静音性も高くなっているようです。たいていのホームベーカリーにはタイマー機能もついているので、夜寝る前にセットして、たまには休日の朝に自家製の焼きたてパンはいかがでしょうか。パンの焼けた香りで目覚めて、焼きたてのパンをいただくと、癒されて1週間の疲れもとれるのでおすすめです。